最新情報｜社員教育で活用できる助成金～「人材開発支援助成金」について～

01人材開発助成金とは？

人材開発助成金は、厚生労働省から支給される助成金で、社員さんの職業能力を向上させるための社員教育や社員研修を実施する際に、その費用の一部を補助する制度です（下図参考資料）。これにより、社員さんのスキルアップを支援しやすくすることを目的としています。

項目	詳細
助成金名	人材開発助成金
対象企業	雇用保険適用事業所：雇用保険に加入している事
	職業能力開発推進者：左記担当者を任命している事
	能力開発計画の策定：指定されたフォーマットにて計画書の作成・提出をしている事
対象者	有期契約労働者：契約期間が定められている労働者
	短時間労働者：週の所定労働時間が30時間未満の労働者
	派遣労働者：派遣元企業と雇用契約を結び、派遣先企業で働く労働者
対象訓練	訓練の種類と内容：認定された訓練プログラムを実施すること。例えば、OFF-JT（職場外訓練）やOJT（職場内訓練）など。
	訓練の実施時間：最低限の訓練時間を確保すること。例えば、10時間以上のOFF-JTが要件とされる場合がある
	訓練実施後の報告：訓練実施後に、訓練の成果や効果について報告書を提出すること
特記事項	中小企業と大企業で支給助成金に差があり、規定に該当する中小企業には優遇措置が設けられています
特記事項	特定業種では追加要件が設けられており、例えば建設業界やIT業界では訓練内容や期間について特別な基準が設定されていることがあります

社員教育・社員研修に利用できる人材開発支援助成金には以下のような3つのコースがあります。以下に記した助成金額はあくまで一部の参考例となっており、それぞれに細かい規定が設けられています。詳細は厚生労働省の資料をご確認頂くか、弊社でもご相談を受けておりますのでご連絡頂けますと幸いです。

人材育成訓練コース	(1)OFF-JTにより行われていること (2)実訓練時間数が10時間以上あること
	経費助成	賃金助成	OJT実施助成
	45%（条件により30%の場合有)	1人1時間あたり 760～960円（条件により380～480円の場合有）	—
認定実習併用職業訓練コース	(1)OJTとOFF-JTを組み合わせ、OJT割合が2~8割であること (2)15歳以上45歳未満であること (3)訓練実期間が6ヶ月以上2年以下であること (4)1年換算で850時間以上であること
	経費助成	賃金助成	OJT実施助成
	45%（条件により30%の場合有)	1人1時間あたり 760～960円（条件により380～480円の場合有）	1人1コースあたり 20万円（条件により11万円の場合有）
有期実習型訓練コース	(1)OJTとOFF-JTを組み合わせ、OJT割合が1~9割であること (2)OFF-JTの実訓練時間が10時間以上であること (3)訓練期間が2ヶ月以上であること (4)総訓練時間が6ヶ月換算で425時間以上であること
	経費助成	賃金助成	OJT実施助成
	60%	1人1時間あたり 760～960円（条件により380～480円の場合有）	1人1コースあたり 10万円（条件により9万円の場合有）

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